お金に働いてもらおう!
「貯蓄から投資へ」という言葉をよく耳にするようになりましたが、まだ多くの日本人は銀行に貯金をすることを選んでいます。
しかし、今のような低金利の時代では、貯金だけでお金を増やすのは難しいのが現実です。
また、最近では「人生100年時代」とも言われており、人々の寿命が延びていることから、将来必要なお金も増えていきます。
さらに、物価も年々上昇しているため、生活に必要なお金はますます多くなっています。
このように、今まで以上にお金が必要な時代になっているのに、銀行の預金だけではお金が増えない現状です。将来に備えて、今のままの方法ではお金が足りなくなるかもしれません。そこで、考えなければならないのが「投資」です。
では、どうしたらいいのでしょうか?
- 投資することについて
このような状況では、株式、投資信託や不動産などに投資をすることで、自分のお金を積極的に増やしていくことが重要になります。
ここで、直接投資の一つである株式投資について簡単に説明したいと思います。
皆さんが株式や国債、社債を購入することは、企業や国の活動に使える資金を提供することにつながります。
これにより、企業や国はより多くの資金を使って事業を拡大したり、新しいプロジェクトに投資したりすることができるのです。
言い換えれば、投資は社会にお金を回す行為であり、経済の活性化に貢献する一種の社会貢献活動とも言えます。
また、このような社会貢献活動を通じて企業の利益が増えれば、企業で働く人々の給料が上がる可能性もあります。
つまり、投資を通じて間接的に自分の生活にも良い影響を与えることができるのです。
これがまさに「投資は人のためならず」ということです。つまり、自分のためでもあり、社会全体のためでもあるのです。
- 投資信託・ETFのすすめ
「投資」と一口に言っても、その方法はさまざまです。
人それぞれ、生活スタイルやリスクの許容度に応じて、自分に合った投資方法を見つけることが大切です。
例えば、株式投資や不動産投資、投資信託やETF(上場投資信託)など、さまざまな選択肢があります。
それぞれの投資方法にはメリットとデメリットがあるため、自分に合った方法を見つけるために、いろいろと試してみることが大切です。
しかし、注意しなければならないのは、世の中には「〇〇投資法で資産倍増!」といった情報が溢れていることです。
こうした情報の中には、「その時たまたま運が良かっただけ」という場合も少なくありません。短期的に見ると、投資の成果は運に左右されることが多いのです。
では、どうすればいいでしょうか?
初心者の方にとっては、まず少額から投資を始めることをおすすめします。投資を始める前に、投資とは何か、どのように運用するのかを理解することが重要です。最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ慣れていくことが大切です。
例えば、初めての投資として日経平均やTOPIX(東証株価指数)に連動した投資信託やETFを選ぶのも良い方法です。これらの投資商品は、初心者でも比較的リスクが低く、投資の基本を学ぶのに適しています。
その理由をいくつか挙げます。
- なじみのあるわかりやすい指数であること
日経平均やTOPIXは、ニュースなどでよく耳にするため、初心者でも親しみやすい指数です。これらの指数に連動した投資信託やETFに投資することで、日々の値動きを確認しながら、投資の感覚を身につけることができます。 - 価格変動が緩やかであること
日経平均は225社、TOPIXは2000社以上の企業の株価で構成されています。そのため、個別の企業の株価が上がったり下がったりしても、全体としての値動きは比較的緩やかです。これは、リスク分散の効果があり、初心者にとっては精神的な負担が少なくて済むというメリットがあります。 - 投資に慣れることができること
投資は経験が大切です。最初は少額で投資を始め、徐々に投資額を増やしていくことで、投資の感覚を掴むことができます。ETFや投資信託を通じて、投資の基本を学び、少しずつ投資のコツを覚えていくことが大切です。いきなり個別の株式に投資して失敗するリスクを避けるためにも、まずはリスクの少ない商品から始めることをおすすめします。 - 広い視野で経済を見ることができるようになること
TOPIXは日本の株式市場全体の動向を反映しており、日経平均も日本の主要な企業の集まりです。
これらに投資することで、日本経済全体の動きを学ぶことができます。ニュースや世界の出来事が株式市場にどのように影響するかを理解することで、より広い視野で経済を見られるようになります。
また、ニュースを見て「この出来事が株価にどう影響するのか」を考える習慣が身につくと、投資に対する理解が深まります。
ただし、短期的な市場の変動に一喜一憂するのではなく、長期的な視点で冷静に投資を続けることが大切です。
例えば、為替相場の変動やアメリカ市場の動向が日本の株式市場に影響を与えることもありますが、こうした変動に過度に反応するのではなく、冷静に市場の動きを観察することが重要です。
投資は長い目で見ることが大切であり、短期的な変動に左右されず、じっくりと構えて続けることが成功への道です。
このように、投資信託やETFなど、よく知っている株式指標に連動する商品に投資することで、初心者でも無理なく投資を始めることができます。少しずつ投資に慣れ、自分のペースで知識と経験を積んでいきましょう。
時間をかけて学びながら続けることで、将来的にお金も少しずつ増えていく可能性があります。
「投資は人のためならず」という言葉のように、投資は自分のためだけでなく、社会全体の発展にもつながる行動です。最初は不安かもしれませんが、一歩踏み出して投資を始めてみましょう。
そして、焦らずに、余裕を持って続けていくことが大切です。
投資の世界に足を踏み入れることで、きっと新しい学びや経験が得られるはずです。
そして、少しずつですが、資産を増やしていくことができるでしょう。頑張ってください!